jimoto project
中高生が
地域・日本課題解決の原動力になる
"jimoto"ってなあに?
「地元」と聞くと自分が生まれ育った場所や、今住んでいる場所を連想する人が多いと思いますが、ここでの”jimoto”は「あの人に会いたい」「あの風景が好き」「なんか欲する場所だな」などという想いを抱ける場所のことを示します。そのため、jimotoは一人の人がいくつ持っても、離れた場所でも大丈夫なのです。「この地域が好きだから応援したい!」という気持ちがあればその場所はあなたのjimotoです。
私たちの活動では、全国の中高生に地域と関わる楽しさや魅力を発信し、多くの人に自分のjimotoを見つける機会を提供したいと思っています。
vision
中高生でもいくつかのjimotoをもち、
jimotoの活性化に貢献しやすい社会をつくる
mission
私たちが過去に行なった活動を活かし、
中高生に地域と繋がることの魅力や面白さを知ってもらう
jimoto チームでは、jimoto化する際、「タニンゴト」を「ジブンゴト」化していくプロセスを大事にしています。その過程を、自分たちの経験をふまえて3段階に設定しました。
jimoto化の
3ステップ
1. jimoTALK
最初の一歩はその地域の魅力について知ることから。
jimoTALKでは地域で頑張っている人たちに地域で起きている取り組みについて語ってもらい、参加者の方々には自分と地域のつながり方を考えてもらいます。
2. jimoTOUR
次は実際に地域を見に行きます。
現地の方々とFace to Faceで出会い、日本各地の魅力溢れる地域活性化活動を見て・聞いて・学ぶ機会となっています。
3. 課題解決プログラム
最終ステップは、地域の人と共に地域活性化に繋がるプロジェクトを企画します。実際に地域に訪れ、各地で起きている課題を踏まえた上で、どのようにそれらの課題を解決できるかを試行錯誤し、現地の方々と課題解決に向けて活動します。
宮城県 女川町
Chapter 001
2011年3月11日に起きた東日本大震災で被災した地域を支援したいという想いを胸に私たちは2013年3月に宮城県女川町を訪れました。1回目の女川スタディーツアーでは震災から2年が経った被災地を実際に“見て“知り、復興に関わる方々や被災者の方々からたくさんお話を聞き、震災について学びました。その後も2013年の夏と2014の夏に訪問し、現地の方々と放流しながらボランティアなどに参加しました。そして2015年の夏、4回目のスタディーツアーを行うことになった私たちはとある葛藤が生まれました。
それは、「果たして私たちはなぜ東北に行くのか?」
女川にいる人たちは「来てくれるだけでいいんだ。」と言ってくれます。しかし私たちはスタディツアーを続けながら、「復興のお手伝い?」「しかし自分たちにできることはある?」と、東北へ行く意味を考えるようになっていきました。
そして、4回目のスタディツアー2日目の夜。
宮城県女川町のコワーキングスペースでのフューチャーセッションには、私たちのために女川町長や行政の方々、地元の産業である水産加工業の方々、NPOとして街の復興に携わる方々が集まってくれました。
人口の1割を失い、家屋の8割を失った地域で「新しいまちづくり」に挑む大人たちが、私たちと真剣に話をしてくれました。
その日の夜のふりかえりででてきた言葉が、「キラキラした大人たちがいた」でした。
その時、「私たちは"復興”をお手伝いするのではない。私たちは人とまちづくりを応援したいんだ!」と気づいたのです。
あれ?女川って地元っぽい?
東京に戻った私たちは、女川での気づきをどう活動に活かしていくかを考えました。女川の人のように地元をどうにかしたい、という想いを持てたら…。ひるがえって考えてみると、自分たちの住む地域に地元感を感じていない現状がありました。
むしろ女川の人たちは「いつでも来なよ」と言ってくれるし、女川の方が私たちにとって地元?!。
みんなが女川の人のように「地元」を持てたら…。いや、「あの人に会いたい」「あの風景が好き」「なんか欲する場所だな」。それならどこにでも、いくつでも持てるはず。それをjimotoと呼ぼう!
これがjimotoという概念、そしてjimoto チームが誕生した瞬間でした。
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